吉野町上市の大師山寺で、2月21日(土)10:00から、
秘法「歯痛のまじない」が行われます。
高野山開創1200年を記念して、2月18日(水)から展覧会「高野山 祈りの美」が大阪高島屋で開かれます。
この展覧会では、明治以降、高野山に奉納されてきた美術品の数々が一堂に展示されます。
なかでも、この開創1200年に合わせて、日本画家の中島千波氏が制作された「桜の間障壁画」(金剛峯寺奥殿の襖絵12面、通常非公開)が初めて公開されます。
期間は3月2日(月)まで。
【DATA】
日時:2015年2月18日(水)〜3月2日(月)
10:00〜20:00
※入場は19:30まで、なお最終日は16:30まで
場所:大阪高島屋7階グランドホール
入場料:一般800円、大学高校生600円、小学生以下無料
慈尊院の上に鎮座する丹生官省符神社。高野山開創に際し、空海は政所(慈尊院)を置くと同時に地主神の丹生明神を勧請した事が起源とされています。
現在の社殿は1517年(永正14年)頃に建てられたものと思われ、重要文化財に指定されています。本殿が建つ神域内での撮影は出来ないので、3棟が並立した本殿全体を写す事はかないませんが、美しい本殿です。
慈尊院と同じく世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産です。
高野山に向かう高野山町石道には五輪卒塔婆型の道標を兼ねた町石が建てられていますが、その180町石が参道石段の横に建っています。
高野山大門まで約20㎞の参詣登山の起点となっています。
(文・写真 「十津川鼓動の会」語り部、和歌山県世界遺産マイスター 辻田友紀)
慈尊院。空海の母、玉依御前は高野山が女人禁制であったため、ここに滞在、弥勒菩薩(慈尊)を信仰しました。その弥勒菩薩は国宝に指定され通常、21年に1度、開帳されますが、今年は高野山開創1200年の法会の年、特別に拝観する事が出来ます。
本来は高野山の政所(事務所)として空海が創建したものですが、母の玉依御前にちなんで女人高野、女人結縁の寺といわれ、安産、育児、良縁などを願う女性に信仰されています。
境内にはナギも植えられ、高野山の案内犬、ゴンの碑も造られています。高野山町石道で高野山に登る人の先頭を歩くゴンの姿、今もよく覚えています。
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産です。地元の寺院なので、この境内で遊んだ事もありますが、当時は高野山との関係など知る由もありませんでした。
今まで熊野や大峯山脈ばかりに目を向けてきましたが、故郷の温かさに気づきはじめました。
(文・写真 「十津川鼓動の会」語り部、和歌山県世界遺産マイスター 辻田友紀)
弘法大師によって、高野山が開かれて1200年。
高野山霊宝館では、3月21日から、
「初公開!高野山の御神宝ー壇上伽藍御社の奉納品ー」
が始まります。
(だんじょうがらんみやしろ)に
地主神として祀られる丹生・高野両明神。
高野山の開創に深く関わる両明神の御神宝が
初公開されます。
秘宝の扉が開かれるこの機会に、
ぜひ、ご覧ください。
【DATA】
日時:2015年3月21日(土)〜7月5日(日)
会期中無休
(前期 3/21〜5/21、後期 5/30〜7/5)
8:30〜17:00
(4/2〜5/21は、〜20:00まで、5/22からは〜17:30まで)
場所:高野山霊宝館
(和歌山県伊都郡高野町高野山306)
電話:0736-56-2029
福はうち、鬼もうち~♪
吉野山にある修験道の聖地、金峯山寺(きんぷせんじ)では、
福も鬼も「うち」。
修験道をつくられた役行者が、悪さをする鬼を法力で呪縛し、
仏法を説いて弟子にしたといういわれから、
全国から追われてきた鬼を迎え入れようとする、めずらしい節分会が行われています。
その行事に合わせ、
吉野山の女将さんたちが
初めてイベントを企画しました。
女将さんたちがアイデアを出し合って誕生した
「雪どけ鍋」は、塩、しょうゆ、豆乳の3種類のお出汁に、
メインは、大和肉鶏、大和ポーク、鴨肉からチョイス。
組み合わせによっては、
いろんなバリエーションが楽しめるお鍋で、
最後に、わたがしをトッピング。これが『雪』だったんですね。
私は、大和肉鶏を、女将さんおすすめの塩ベースでいただきました。
葛でちょっととろみがついていて、体があったまります。
あとトッピングで、大和肉鶏を追加、山芋の団子、そして鮎の一夜干し。
女将さんたちが手間ひまをかけた逸品。おいしゅうございました。