高野山の麓、九度山町にある慈尊院

高野山エリア

慈尊院1慈尊院3

 

 

 

 

 

 

 

 

慈尊院。空海の母、玉依御前は高野山が女人禁制であったため、ここに滞在、弥勒菩薩(慈尊)を信仰しました。その弥勒菩薩は国宝に指定され通常、21年に1度、開帳されますが、今年は高野山開創1200年の法会の年、特別に拝観する事が出来ます。

本来は高野山の政所(事務所)として空海が創建したものですが、母の玉依御前にちなんで女人高野、女人結縁の寺といわれ、安産、育児、良縁などを願う女性に信仰されています。

 

慈尊院2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

慈尊院6慈尊院7

 

 

 

 

 

 

 

 

 

境内にはナギも植えられ、高野山の案内犬、ゴンの碑も造られています。高野山町石道で高野山に登る人の先頭を歩くゴンの姿、今もよく覚えています。
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産です。地元の寺院なので、この境内で遊んだ事もありますが、当時は高野山との関係など知る由もありませんでした。
今まで熊野や大峯山脈ばかりに目を向けてきましたが、故郷の温かさに気づきはじめました。

(文・写真 「十津川鼓動の会」語り部、和歌山県世界遺産マイスター 辻田友紀)