修験道の総本山、金峯山寺蔵王堂のご本尊様「金剛蔵王大権現」3体(重要文化財)が、11月1日から1カ月にわたってご開帳されます。
日本最大の秘仏ともいわれる「金剛蔵王大権現」は、今から1300年以上も前に、役行者(えんのぎょうじゃ)が、金峯山の山上ヶ岳で1000日の修行に入ったときに、感得された権現仏。
権現とは、権(仮り)に現われるという意味で、本地仏の釈迦如来(過去世)、千手観音(現在世)、弥勒菩薩(未来世)が権化されて、過去・現在・未来の三世にわたる衆生の救済を誓願して出現されました。
ご本尊様のご開帳は、仁王門(国宝)の大修理勧進のために平成24年から10年間にわたって、毎年一定期間、特別に行われています。今年は世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」が登録されて10周年の記念の年。
ぜひ、この機会にお参りください。
【DATA】
世界遺産登録10周年記念 仁王門大修理勧進
金峯山寺 蔵王堂 秘仏本尊特別ご開帳
日時:2014年11月1日(土)〜30日(日)
8:30〜16:30(受付は16:00まで)
※諸行事・法要の執行中は、拝観を中止することがあります。
場所:金峯山寺 蔵王堂
(奈良県吉野郡吉野町吉野山)
特別拝観料:
大人1,000円 中高生800円 小学生600円
※ミニ木札、特製エコバック付き
お問い合わせ
金峯山寺 電話0746−32-8371
金峯山寺ホームページ
http://www.kinpusen.or.jp/index.htm