勝手神社

吉野エリア

辻田_勝手神社1 辻田_勝手神社2

 

 

 

 

 

 

 

 

吉野山の勝手神社。平成13年に本殿(重要文化財)が焼失し、バックの袖振山が見えるようになりました。

金峯山(山上ヶ岳を指す)への入口にあるので山口神社とも呼ばれ、吉野水分(みくまり)神社とも深い関係にあった社です。焼失していなければ水分神社と共に世界遺産の資産になっていたかも知れません。

源義経の愛妾 静御前は従者に金銭を盗られ、吉野をさまよっていた時、追っ手に捕らえられ、ここで法楽の舞を舞ったとされる悲しい歴史も秘めています(事実かどうかは別として)。

バックの袖振山は大海人皇子(後の天武天皇)が琴を奏でていると天女が現れ、吉兆を示したとされる小山です。

大きなエノキが目印でこれがご神木かも知れません。

(文・写真 「十津川鼓動の会」語り部、和歌山県世界遺産マイスター 辻田友紀)