高野山霊宝館は、高野山内の貴重な文化遺産を保存展観する施設として大正10年に有志者の寄付と金剛峯寺によって開設されました。この時に建てられた本館は、平成10年に登録有形文化財として指定されています。その後、昭和36年には大宝蔵を増設し、山内の国指定有形文化財(美術工芸品)の大半を収蔵することになりました。さらに近年にも指定物件は増え、昭和59年、平成15年と続いて、収蔵庫が増設されました。現在では国宝21件、重要文化財143件、和歌山県指定文化財16件、重要美術品2件、合計182件、約2万8千点弱を収蔵するほか、未指定品になりますと5万点以上を数える収蔵量を誇っています。これらの膨大な資料を収集・保管する当館は、年1回の夏季大宝蔵展のほか、年間を通じて企画展や特別陳列、常設展示を企画し、展示公開にあたっています。
infomation
- 高野町高野山306
- 0736-56-2029
- 営業時間: 定休日:年末年始
- 一般:600円高校生・大学生:350円(※学生証提示必要)小学生・中学生:250円