西暦671年、兄の天智天皇からの譲位を断り、吉野の宮に入った弟の大海人皇子は、敵に襲われたところを、国栖の人たちに助けられました。大海人皇子は助けてくれた国栖の人たちに「国栖の翁」の名を与えました。翌年、大海人皇子は天智天皇の第一皇子、大友皇子を滅ぼし、飛鳥浄御原宮に即位し、天武天皇になります。後に「国栖の翁」は、浄御原宮で舞を奏したりし、やがて、天武天皇を祭る神社が作りました。それが浄見原神社です。
大海人皇子に、一夜酒や腹赤魚(うぐい)を供して歌舞を奏した国栖奏が代々受継がれ、毎年旧正月14日に天武天皇を祭る浄見原神社で奉納されます。
infomation
- 吉野町南国栖1
- 0746-32-3081(吉野町役場)