栃尾観音堂
聖観音・金剛童子・弁財天・護法神の各像は、江戸時代初期の遍歴の僧「円空」の作で、どの像も見るものを惹きつける穏やかな微笑みをたたえています。
- 天川村栃尾
聖観音・金剛童子・弁財天・護法神の各像は、江戸時代初期の遍歴の僧「円空」の作で、どの像も見るものを惹きつける穏やかな微笑みをたたえています。
修験道の開祖、役行者(えんのぎょうじゃ)の母「白専女(しらとうめ)」をお祀りするお堂で、安産に霊験あらたかとされ、線香の煙が絶えません。
「世界遺産」・わが国最高所に建つ国重要文化財のお寺で、毎年5月3日に戸開式、9月23日に戸閉式が行われます。また、これまでに発見された数々の遺物から「山の正倉院」とも呼ばれています。
真言宗醍醐派大本山のお寺で、大峯山寺の護持院の一院です。役行者が泉の辺に八大龍王尊をお祀りして、水行をしたのが、龍泉寺の始まりであると伝えらています。
来迎院は天河大辨財天社の形成する七堂伽藍の塔中の一つでありました。境内の銀杏の木はお大師様がお手植えとされており、昭和52年に天然記念物にも指定されています
お大師様の杖を地面に突き立てたところが根付き生長したのが『菩提樹』だといわれています。また、お大師様の数珠が落ちて、そこから芽が出てきて『菩提樹』になったとも言われています。
天ノ川に落下するこの滝の谷をさかのぼると、岩穴の中にお大師様が彫ったと伝わる仏像の形をした自然石があることから『お不動さん』と呼ばれ、滝の名も『不動滝』となったといわれています。
大峯本宮あるいは吉野総社として、大峯修験の要の行場とされ、とくにお大師様の参籠後は、大峯参り、高野詣と併せて多くの人々が訪れるところとなりました。
谷が金山谷と高水谷に分かれているあたり、高水の水の噴き出し口がある100mほど上に大師の籠り岩という岩があります。
この山は別名蛇倉山(じゃのくらさん)ともいい、女性修験者の参詣登山が多い山です。昭和24年に開山され、奥之院へは本殿横の金属製の錫杖沿いに急な階段を登っていけば約40分で到着します。
白石山の頂上近くに、岩の表面が磨かれているのではないかと思えるほどきれい石があります。お大師様との直接の伝承は伝わってないものの、何らかの関わりがあったと思わせる不思議な石です。
大峯山で修行していたお大師様が水の珠を持ち出し、弁天様(天河弁財天)に追いつかれ、ここで水の珠を手放したとも伝えられています
お大師様が高野山から大峯に至る間に、この池で衣を洗ったことからこの名がついたといわれています。残念なことに、現在この場所は道路拡張工事により存在しない場所となっています。
お大師様が修行中、カエル(ビキ)が産卵しようとしているが、水がないため「杖で穴を掘り、水を出した」と云われのある水です。
川の音がごうごうとうるさく昼寝が出来ないため、お大師様が一喝して音を止めたという話が伝えられています。
大峯山で修業していたお大師様は千本の尾根と千本の谷がある場所を開山しようと三鈷を投げたところ、小泉川の松の木に落ちたことから、今でも洞川ではこの場所を三鈷の松と呼ばれています。
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吉野熊野国立公園の中を森林浴を楽しみながら歩くことができます。豊かな自然だけでなく数々の史跡をたどることもでき、知的好奇心をかき立てられます
修験道発祥の地の大峯山山上ケ岳を目指すコースは、女人禁制のため、男性のみ参加可能
日本百名山で有名な大峯山の一部である弥山(1895m)、八経ケ岳(1915m)を目指すコース。7月初旬には天然記念物のオオヤマレンゲが咲き乱れます。
女人大峯といわれる「稲村ケ岳」を目指すコース。山頂展望台からは世界遺産の大峯奥駈道のパノラマが見ることができます。
特産の薬草トウキなどを使った生薬配合薬湯露天風呂が自慢。正面に滝と清流が眺められる「絶景」を露天風呂でゆったり満喫!
玄関正面には楓の大木の柱など木にこだわった建物で、浴槽は槙。しっとりつるつるの俗に言う「美人の湯」の成分が多い温泉です。
洞川温泉は、修験道の隆盛とともに門前町として栄え、旅館・土産物店・お食事処が軒をつらね温泉街を形づくっています。何かなつかしい雰囲気のただよう街で、役の行者の高弟「後鬼」の子孫の里とも伝えられています。
みたらいの滝をはじめとするや豊富な種類の木々が大自然の景観を感じられる全長約8キロの遊歩道です。四季折々の景観をお楽しみください。
洞川エコミュージアムセンターでは、登山ツアー、自然体験ツアー、お菓子づくり、豆腐づくり、歴史文化体験ツアーなどイベントを随時開催しています。
真言宗醍醐派の大本山として多くの信者を集める龍泉寺では、大峯山第一水行場があり、修験者だけでなく一般の方も水行を行うことができます。
洞川温泉から4時間かけて、大峯山山上ヶ岳を目指して登る「大峯山山伏修行一日入門」は、「油こぼし」や「鐘掛岩」などの鎖場の行場や、絶壁から身を乗り出す荒行の「西の覗」などの修行を行います。
天川村立資料館ギャラリー内にある「お写経庵ほのぼの」で、心静かに写経体験ができます。書き上げられた写経は、隣接する龍泉寺に納経することもできます。
村の活性化と交流の拠点として天川村ふれあい直売所『小路(こみち)の駅てん』を平成21年5月1日よりオープンしました。
天河大辨財天社の例大祭。 辨財天様が弥山より御降臨なされたとされる日に因み、毎年7月17日に斎行されます神社創建当時(紀元680年)より続く伝統ある神事です。
天河大辨財天社の節分祭。 天河社社家は役行者(えんのぎょうじゃ)の供に祀られている前鬼・後鬼の子孫と言い伝えられており、節分祭宵の晩に「鬼の宿」として、鬼(神)を迎えます。
修験道の根本道場である龍泉寺が約3800個のろうそくで彩られます。 17時30分からは、燈花会成満祈祷護摩が行われた後、18時から住民やボランティアによって点火作業が行われます。
帰省客や観光客にふるさとの良さを知ってもらいたいと、平成2年(1990年)から始まった夏祭り。
京都の醍醐寺・三宝院門跡が全国から集まった300名余りの修験者を従え、大峯山中に蓮華の花を供える行事。
修験道の聖地、大峯山山上ヶ岳山頂にある世界遺産で、わが国最高所に建つ「大峰山寺」(国重要文化財)で行われる戸閉式
天河大辨財天社の秋の大祭で、五穀豊穣を始め生業の弥栄を祈念し、能舞台にて恒例の神事能が催されます。 当日10時から神事が営まれた後、13時から能舞台で能楽奉納が行われます
紅葉の名所「みたらい渓谷」が美しく赤や黄色に染まる時期に開催されるイベント。みたらい渓谷の紅葉は、霊峰大峯山を源に、名水が流れ川の底まで透けて見え、エメラルドグリーンに輝く淵や巨岩、ダイナミックな滝と、山全体が錦に輝く絶景です
七夕伝説の残る天川村。毎年旧暦七夕の日には、天河大弁財天社で七夕祭があり、天の川に燈籠流しが行われ、幻想的な風情を楽しむことができます。
「天の国・木の国・川の国」の天川村は、自然と歴史に恵まれ、洞川湧水群は日本名水百選(環境省認定)の1つにも選ばれています。
天河大辨財天社の春の大祭で、五穀豊穣を始め生業の弥栄を祈念し、境内の桜の花が満開のなか、能舞台にて恒例の神事能が催されます。
8月2日3日、洞川の街に「行者祭」の鐘の音が響き渡ります。 行者祭は、修験道の開祖である役行者(えんのぎょうじゃ)が冤罪で島流しになり、のちに晴れて無罪となって大峯山に戻った時、村民たちが熱狂的に出迎えた様子を鬼踊りで表した、大峯山中随一の奇祭として大変有名です。